東京大学理科三類とは?
まず始めに皆さんは東大とはどういうイメージをお持ちでしょうか?
やはり日本で一番合格が難しい大学というイメージや日本でトップの大学だから自分には無縁の世界だ!などさまざまなイメージがあるかと思います。
また「バカとブスこそ東大に行け!」という、主人公の弁護士・桜木健二による名言が有名な「ドラゴン桜」
この漫画やドラマでさまざまな概念をお持ちの方も少なく無いでしょう。
そしてそんな東京大学の中でも最難関がこの理科三類です。
国内大学の最高峰、東京大学の中でももっとも入学が難しい医学部、理科三類。
合格最低点も、理科一類・二類と比べても50点(550点満点)ほどの違いがあることから一目瞭然です。
定員も理一が1000人程度、理二が500人程度なのに対し、理三は100人弱と狭き門になっています。
この記事では2024年度(令和6年度)現役で東大理三に受かった方に直接どの様な勉強をしていたか、またどんな教材を使用、塾には通っていたかなど細かくお聞きしましたので最後まで読んで頂けると幸いです。
きっと東大受験を考えているあなたの味方になってくれると思います。
塾選びの決定打は?
まず、塾選は中2から高3まで東進(高3では東大特進)、中1から高3までSEA、高2、高3で駿台に通っていました。
東海高校の生徒はかなり多くが(3割くらい)中1でSEAに入るので、周囲につられたという感じはありましたが、学校の先取りのような形でカリキュラムが作られていたので、その後も通い続けていました。
東進はとにかく安く通えるという点が魅力的でした。
中3、高1では数学特待で数学の授業が無料で受け放題でしたし、高2以降は東大特進でかなり質の高い授業を受けることができる点が東進の魅力だと思います。
駿台は、エクストラ数学という非常に高レベルの数学の講座があるのですが、理三を受けるにあたって難問に立ち向かう力をつけるためにはその講座が役立つと考えました。しかし実際には難問を解き切る力よりも易問を確実に正解する力の方が重要であり、サボり気味になっていました。
結局のところ、僕は愛知県出身なので、鉄緑会が無いという点が決定的だったと思います。
もし関西、関東に住んでいたら絶対に鉄緑会に通っていたと思いますし、僕の高校の同級生(彼も理三に合格)は名古屋から鉄緑会大阪校に毎週通っていました。
僕は豊田市に住んでいて、各予備校の名古屋市内の校舎も遠かったので、東進に関してはオンラインで受講できるという点も良かったと思っています。
教科別の勉強法や教材について
数学
数学は東進の数学特待を受講した後に学校のテストに合わせて青チャート
を解いて基礎を固め文系、理系のプラチカ
を全てやった後に東大の過去問に入りました。
SEA、駿台のテキストもやっていましたし「入試数学の掌握」がかなりためになりました。
国語
国語は得意だったので,東大特進で林先生の東大現代文を受講した+過去問以外は特にやりませんでした。
物理
物理は苦手だったので,
良問の風
名問の森
新物理入門問題演習(駿台)
SEAのテキストをひたすらやり込みました。
化学
化学は学校のテキスト+新演習ですね。
秋以降は物理とセットで本試の過去問や模試の過去問をやりました。
英語
英語は得意だったので(本番失敗しましたが…)、本試の過去問と模試の過去問以外はほとんどやりませんでした。かけた時間は最も短かったと思います。
東大受験を考えている受験生に!
2022、2023の理系数学や2023、2024の理科など、近年東大入試において極端に難しいセットが出題されることが増えています。
そのような状況を鑑みると、東大受験はメンタルが重要です。
全科目うまくいく受験生はほとんどいません。
僕は2科目失敗しましたが合格しました。
出来の悪い科目があっても、
「まあこんなものだろう」
「どうせ誰もできていない」
と考え、引き摺らないことが大切です。
また、本番は予想外のことが起こります。
僕は苦手の数学が4完2半で、得意の英語が崩壊しました。
想定外のことが起きた時には、
「俺が落ちるわけがない」
「私が落ちるわけがない」
と思い、自分を信じるしかありません。
不安を解消する唯一の薬は自信です。
試験場に入ったら、強い自信を持って戦ってほしいと思います。
最後に、「何がなんでも東大に合格するんだ」という強い思いを持って頑張ってください!
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